
沖縄の花粉症の特徴
本州などと比べると、沖縄では花粉症が少ないと言われている。その理由や特徴を見てみる。
沖縄で花粉症が少ない理由
- スギやヒノキが少ない
- 本州で花粉症の主な原因となるスギやヒノキの森林が、沖縄にはほとんどない。
- そのため、春の「スギ花粉のピーク」がそもそも存在しない。
- 気候が暖かく安定
- 冬でも気温が高く、寒暖差も小さいため、花粉の飛散に大きく影響する「季節の急な変化」が少ない。
- 風向きの影響
- 花粉が飛んできたとしても、海に囲まれているため飛散が広がりにくいとされている。
それでも注意が必要な植物
沖縄でも、まったく花粉症がないわけではない。以下の植物が一部の人にアレルギーを引き起こすことがある。
植物名 | 花粉の時期 | 備考 |
---|---|---|
イネ科(チガヤ、ススキなど) | 春〜秋 | 雑草として多い。芝生や道端に多く生育 |
ブタクサ・ヨモギ | 夏〜秋 | 本州でもアレルギー源。雑草として繁殖力が強い |
クワ科(カラムシなど) | 春〜夏 | 沖縄特有の在来種もある |
花粉症の症状
沖縄の花粉症も、本州と同じような症状が出る。
- 鼻水・鼻づまり
- くしゃみ
- 目のかゆみ・充血
- のどのイガイガ感
- 皮膚のかゆみ(人による)
対策は必要?
そこまで深刻な花粉症は少ないですが、以下のような環境に身を置く人は対策を考えてもよい。
- 草むらや公園、畑の近くに住んでいる
- ハウスダストやダニアレルギーもある(併発しやすい)
- 春や秋にくしゃみが増えると感じている
対策例:
- マスクや眼鏡の着用
- 帰宅後の衣服の花粉はたき
- 空気清浄機の使用
もし「沖縄に住んでるけど、なぜか春や秋に症状が出る…」ということがあれば、イネ科や雑草系の花粉症を疑うのが良い。
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